「団地のふたり」は小泉今日子さんと小林聡美さんでNHKのドラマ化されました。
私も母から「おもしろいよ」と勧められていたものの結局見れずにいました。たまたま図書館の棚で発見。読んでみたら人気の理由がよくわかりました。1作目は読んでいないのですが、とても楽しく読めました。
団地のふたり 続編 また団地のふたり
あらすじ
生家の団地に暮らす、なっちゃん(桜井奈津子)とノエチ(太田野枝)。イラストレーターのなっちゃんはフリマアプリで「不用品」を売買し、大学非常勤講師のノエチとおしゃべりをしては、近所のおばちゃんたちを手助けし、ちょっとした贅沢を楽しむ。共同菜園でイチゴを摘んだり、フリマイベントに出店したり、健康診断の結果を気にしつつも台湾料理をつまみに台湾映画を楽しんだり…。50代(前半)、独身、幼なじみ、変わらない二人の生活。幸せのひとつの形を描く、理想的な「二拠点生活」物語
U-NEXTプレスリリースより
大人になったちびまる子ちゃん感

重苦しい雰囲気一切なし!で楽しく読める
小説で読んでいると、当たり前ですがリアルな顔がみられないので50代であることを忘れるほど二人の会話の内容はいい意味で軽くて幼い感じがします。(特になっちゃんは絵描きという事もあってまるちゃんに重なります。)
年を重ねていくと、
その年齢に見合った内面であろうと繕う自分もいるけれど、
一方で10代20代から私の核は何も変わってないんじゃないかとも思っています。
妻とか母とかそういう役割を外したら私も40代50代でもそんな会話をしているかもしれません。
ある程度自我がしっかりしてからできた女友達というのは、ある種駆け引きのたまもの。関係を深めていく中で相手の地雷を把握してそれを踏まない様に慎重に振る舞わなければなりません。一方で自分の痛い部分は悟られぬよう細心の注意を払って…。なんていうのは私だけでしょうか(笑)
なっちゃんとノエチは互いのことを知り尽くしていて、普通ならちょっと不穏な空気が流れそうな瞬間も「はいはい、あなたそういうとこあるよね」とかわせる軽やかな関係に見えます。
団地に住む他の住人達との交流もとても心地よく感じました。
同じ団地の別の部屋に住むという距離感は絶妙かもしれません。こんな気ままな生活に憧れる同年代の女性は結構多いのではないでしょうか。
台湾映画祭に紙物セット 日常をわくわくさせる言葉たち
なっちゃんとノエチという2人の関係性以外にも、読んでいてワクワクする単語があちらこちらに出てきます。
例えば2人で行う台湾映画祭。2人でサブスクの映画鑑賞をするのですが、アジア食品店で食材を買って料理をしたり、台湾のサンドイッチをテイクアウトしたりとイベントを全力で楽しむために行動します。
プロレス鑑賞も観劇も、お金に多くの余裕はないかもしれないけれど生活を楽しんでいるのが印象的です。
それからフリーマーケットに出すために紙物セットをつくるシーンがあります。
これまで集めた紙物、懐かしいキャラのついたメモ用紙やシール、漫画の一筆箋、昭和レトロな図柄の更紗折り紙なんかを少量ずつ詰めて、一セット100円で売ったのだ
『また団地のふたり』より
文章を読んだだけでも、昔自分が好きだったキャラクターやミニサイズのかわいい便せんセットなどかわいいカラフルな紙物が頭に浮かびました。

50代になっても、60代になってもいつでもわくわくする感覚を大切に行動していたい!と思いました。
お腹が減ってくるグルメ小説でもある
食べ物の描写がとても多いのも特徴かもしれません。
第一話では喫茶店マツのホットケーキにはじまり、共同菜園で栽培されたイチゴを摘み、茨城から宅配便で届いた将門煎餅と黒羊羹…朝ごはんの話になってピーナッツ味噌に枝豆・梅干しおかかじゃこ入りの赤米おにぎり。おせんべいにマヨネーズと七味をディップ…ともかくお腹が減ります。
中でも私が食べてみたいとおもったのが作中に出てくる鬼太郎の妖怪焼き。

気になって調べてしまいました(笑)
鬼太郎の妖怪焼きとは…
ノエチの兄である、あつ兄の妻のふみちゃんの実家を片付けるエピソードの中で、ふみちゃんが買ってきたのが妖怪焼きです。
キャラクターの姿をかたどった大判焼きを、ノエチとひとつずつもらう。奈津子は、中身があんこと白玉の「鬼太郎さん」(と呼んでふみちゃんに笑われた)を、ノエチは中がお好み焼きになった「ぬりかべ」を選んだ。
『また 団地のふたり』より
こちらも実際に存在します。東京・調布の社会福祉法人の移動販売車で購入できるようです。(水木しげるさんは鳥取生まれですが、調布に家を建てて50年住んでいらしたそうです。)
全6種類あって全て味が異なります。全部買いたいくらいのラインナップ!甘いのもしょっぱいのもあって最高!

子泣き爺は季節で変わるみたいで中身が気になりますね
小説読書イップスから抜け出せた1冊
最近小説が読めない日々が続いていました。(夏休みで忙しかったのもあります。)
どんな本を読んでいいのかもわからない。雑誌や軽い読み物、実用書をめくることが多かったです。物語に没入することができないでいました。
そんな中図書館の返本棚でこの本と目があいました。
表紙のイラストもどことなく力が抜けていて、母の勧めを思いだしたのもあり借りました。
読んでみたら面白くて、のんびりした空気感と出てくる登場人物に嫌な人がいなくて安心してあっという間にその日に読了しました。ありがとうなっちゃん、ノエチ。
ちなみにですが、団地の二人と同じく中年女性2人のドラマで思いだすのがこちら。
「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」同名ドラマ(NHK2021年放送)もとても人気でした。こちらもおすすめです。
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