カリフォルニア州バークレー市に住む4人の子どもたちが主人公
カリフォルニアの空気を感じながら楽しむ!”暗号”少年探偵団
コーディ、クイン、エム・イー、ルークの4人は、カリフォルニア州にすむ小学5年生。4人で〈暗号クラブ〉を結成し、モールス信号、手旗信号、指文字、英数字暗号、カエサル暗号、アナグラムなどなど、あらゆる信号や暗号を研究し、仲間どうしの秘密のコミュニケーションに役立てていた。
KADOKAWA書店HPより
2013年の1冊目から2021年の20冊の計20巻が出版されています。その後、中学生篇の新シリーズが始まっています。
舞台は海を臨む街 バークリー
コーディの住むバークレー市では、通りのあちこちに風変りなにおいがただよっている。世界中から移民や留学生が集まる町で、みんながそれぞれ自分の国の料理をつくるからだ。
『暗号クラブ』2ゆうれい灯台ツアー

アメリカが舞台の児童書ですが、コーディたちの住む町がどんな町なのかがよくわかる一文です。色んな国籍の人々が集うイメージがつきます。
対象学年は小学校中高学年~

出てくる漢字
私の読んだ2作目では移民、留学生、鐘楼、埠頭、管理局といった単語が出てきました。ふりがなは振ってありますが、小3の息子はパラパラめくって難しかったようです。
ほとんどの漢字にはふりがながふってありますが、例として以下の漢字はかなが振ってありません。
社会見学、島、指、有名、島内、

ちなみに指、島は3年生で習う漢字です
主人公の子どもたちが5年生(進級して6年生になりますが)ということで、対象年齢も高学年を想定していると思います。
ページ数、文字の大きさや行数
1ページに38文字×14行ですが、文字の大きさが5mm角くらいで小さすぎず見た目の圧迫感は薄いです。行間も広めで読みやすい印象です。

2作目のゆうれい灯台ツアーは222ページでした。
イラスト ヒョーゴノスケ
この本を手に取った1つのきっかけはイラストでした。
ポップで一目見ただけでキャラクターの個性がわかるようなそんな絵です。既視感があったのですが、switchのゲーム「なつもん!」のビジュアルを担当されていました。他にもポケカのイラストなど多岐にわたってご活躍されています。

所々に暗号表や、イラストカット、1ページ挿画などがあって、文字による圧迫感を感じさせません!
登場人物
登場人物の特徴で、瞳の色や髪の色が書いてあるのが、日本の児童文学にはない新鮮さを感じます。
1巻目では5年生です。

コーディのママは弁護士のパパと離婚して警察官になりました。
現在はママと妹のタナと3人で暮らしていますが、パパは同じ町に暮らしており、週末は月に2回パパのマンションに泊まりにいっています。
読者の子どもたちは、外国に暮らす子どもたちの文化やそれぞれのバックグラウンドにも触れることになります。

日本だと、将来の夢となりそうですが、将来の計画とあるところも、良いですよね!
夢だとふわふわと手に届かない感じがしますが、将来の計画というのは小学5年生の今現在すでに計画上に立っているという意志を感じます!
体験型謎解き冒険ミステリー

この『暗号クラブ』のおすすめするポイントは、”読者自身が暗号を解いて物語をすすめていく”というところです。
登場する暗号

例えば、私の読んだシリーズ2作目の『ゆうれい灯台ツアー』では、1ページ目のカバーの部分に
暗号クラブからきみへのメッセージ
と書いてあって、手旗信号表が載っています。
この手旗信号は冒頭部分のページにある手旗信号対応表で解くことができます。
他にも以下のような表が載っています。

章ごとのタイトルも指文字で描いてあります。コーディの妹のタナは耳が聞こえないので、この指文字をつかってみんなと話します。
ここにはない暗号も登場します。こんな暗号もあるんだ!と関心してしましました。

巻末に答えがちゃんと掲載されています
今回読んだ「ゆうれい灯台ツアー」の楽しみ方

現実世界と物語が交錯する世界観にわくわく!!
たまたま図書館の児童書の棚を通った時に見つけたのですが、1巻が無かったので2巻目から読みました。
冒頭ページの暗号表がいくつもあるところを見た瞬間、ビビビッときました(笑)
読んでみてさらにおもしろかったのは、物語の舞台が実在する場所ということです!

ちなみに、作中で登場する50年以上前のダイヤモンド泥棒「ダイヤモンド・デイヴ」ことデイヴ・メルディンも、実在するかと思って調べたらヒットしませんでした(笑)この方は創作のようですね
舞台は実在する場所
地図で調べながら読むとより楽しめる!
暗号クラブあてに送られてきた謎のメールを解読してあらわれたのは
きみたちは、アルカトロズのゆうれい灯台を、おとずれる勇気があるか
翌日、学校の社会科見学でアルカトロズ島に行くことになっていました。こうして今回の冒険の幕が開けるのでした。

わくわくする始まり方ですよね!
アルカトロズ刑務所
アルカトロズ島はかつて刑務所として使われていた小さな島で、現在は監獄博物館になっています。
推理小説で登場する島の多くは架空の島だったりします。しかし、このアルカトロズ島はサンフランシスコ湾に浮く実際にある島なのです。
かつては全米の凶悪犯を収容していました。
アルカトラズ島(アルカトラズとう、英: Alcatraz Island)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州のサンフランシスコ湾内、サンフランシスコ市から2.4kmのところに浮かぶ、面積0.076km2の小島である。昔は灯台、軍事要塞、軍事監獄、そして1963年まで連邦刑務所として使用され、ザ・ロック、囚人島、監獄島とも呼ばれている。
現在、この島の北側にある軍事基地と移民や捕虜の収容施設となったエンジェル島とあわせて、アメリカ合衆国国立公園局が運営するゴールデンゲート国立保養地の歴史地区の一部となっており、一般観光客に公開されている。観光客は、サンフランシスコのフィッシャーマンズワーフ近くのピア33からフェリーで島に渡ることができる。
カモメを始めとした海鳥の生息地としても知られる。
Wikipedia
暗号を解いてダイヤモンドを探せ!
暗号クラブは暗号を解きながら、いろいろな場所を探索しに出かけます。社会科見学で訪れたアルカトロズ島に始まり、周辺の建物をめぐります。
以下は、物語の中で訪れる場所です。いずれも実在する場所なので、子どもたちとGoogle Mapの写真で実際に確認するとより楽しめると思います!
アルカトロズ島の地図

ちなみに、この記事を書いている時に調べていたら、”トランプ大統領がアルカトロズ刑務所の再建を指示”というニュースがでていました。
カリフォルニア大学バークレー校カンパニーレ塔

学校の写真の中にカンパニーレ塔が映っていました!塔から想像する形って人によってそれぞれだと思います。ぜひお子さんと見てみてください♬
クレアモントホテル
大学の裏手から見える白亜のホテル

ヤシの木に囲まれた、まさに白亜のホテル!真っ白なんです。中もすてきでした。
このホテルで暗号クラブのメンバーたちは大きな発見をします!
長編シリーズで長く深く楽しむ読書体験!

外国の暮らしや文化にも触れられる

いかがでしたでしょうか?アメリカ カリフォルニアの風を感じながら冒険する体験型読書の雰囲気が伝わっていたら嬉しいです。
読書は読んで楽しかったり、わくわくしたり、新たな発見があったりそれだけで素晴らしいとおもいます。
しかし、この『暗号クラブ』に関しては、単に暗号を解読するだけではありません。外国児童文学だから感じることのできる、人の多様性とか、異国の町の暮らしや文化などもあると思います。

社会科や地理といった科目で習うのではなく、大好きな本からそんなことも感じ取ってもらえたら親としてはとても嬉しいことです。
一度ハマれば長く深くたのしめるシリーズ作品

長編シリーズのいいところは、1冊では語りきれないそれぞれの登場人物の魅力を巻数を経るごとに知っていけるというところです。
その中自分の推しの人物が見つかったり、シリーズを通して成長物語として読めたり…楽しさ無限大です。
私も、このシリーズを少しずつ読み進めていこうと思います♬
小学生向け謎解き本まとめ

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