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益田ミリ『沢村さん家はもう犬を飼わない』おすすめレビュー

益田ミリの本
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沢村さん家シリーズ第2作

「沢村さん家のこんな毎日」週刊文春2013年8月15日22日号から2014年11月20日号の連載と、描き下ろし作品「沢村さん家が4人家族だった頃」が掲載されています。

タイトルに犬とありますが、昔飼っていたいた犬のチビのエピソードはちらほらとある感じです。

登場人物

父 沢村四朗(70)サラリーマンを定年退職して定年ライフを満喫中。趣味は読書と映画鑑賞。故郷新潟のへぎそばが好き。

母 沢村典江(69)料理上手で手先が器用。社交的で近所に友達も多い。買い物に行くときの斜め掛けバッグはひったくり防止。

娘 沢村ヒトミ(40) 実家暮らしの独身。入社18年目のベテランOL。仲良し3人組でよく女子会を開いている。デパ地下好き。

沢村さん家はもう犬を飼わない 家族紹介

心に残ったエピソード

益田ミリさんってどうしてこんなに人の感情がわかるの?なエピソードが今回も満載でした!

困るシーン

ヒトミさんの女子会での1シーン。友人も独身で実家暮らしです。

子どもの頃家族でドラマを見ていて、ラブシーンになると困ったよね、と友人たちと話しています。

そして時は流れて現在は【老人ホームの取材ニュース】が困るというもの。

終活などのニュースも両親の前では気まずいトピックです。

美容院で渡される雑誌

ヒトミさんが美容院での1シーン。渡される雑誌がファッション誌ではなくお料理系の主婦向け雑誌になったというお話です。

今は美容室で渡されるタブレットで好きな雑誌を読むことが増えました。美容師さんサイドも「この人はこのくらいの年代だから、この雑誌かな」なんて悩むこともなくなったのかもしれません(笑)

美容院の鏡に映る自分って、家の洗面台の鏡でみる自分より年齢が重ねて見えます…。

お葬式のBGM

夜、夫婦で食卓で温かいお茶を飲みながらの1シーン。二人で終活の話をしています。お葬式はどうするかという話になり、二人でどの曲がいいのか探す、というエピソードです。

夫の祖母が亡くなったとき、葬儀会館の方との打ち合わせで故人の好きな曲を聞かれました。両親の葬儀について想像するのも悲しいのですが、どんな曲が好きなのか聞きたくなりました。

飲み込んだ言葉

四朗さんが、長い結婚生活の間にお互いどのくらいの言葉たちを言わずに飲み込んできたかと思いを馳せるシーンが一番心に残りました。

私自身も、結婚したばかりの頃は夫に言葉をぶつけて、理詰めで返り討ちにあって…なんてこともたくさんありました(笑) 夫もたくさん飲み込んできた言葉があるんだろうな、と気づかされたエピソードです。

今回も、ヒトミさん、典江さん、四朗さんの言葉にたくさん思うことがありました。

親も若かりし頃があって、私の知らない人生を悩みながらも歩んできたのだろうと改めて感じました。面と向かって、あれこれ聞くのは気恥ずかしく、親が亡くなることの心の準備でも始めたのかと思われるのも避けたい…。のでこの記事を書く合間に、ひとまず母にLINEで好きな歌手と曲を聞いてみました。

シリーズ通して読んでみてほしいです!

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