anan連載 女性のあるある！満載のワンシーン会話劇
１４年前の本なのに、「あるある、わかる～！！！」が止まらない
僕の姉ちゃんは黒木華さんと杉野遥亮さんでドラマ化もされています。原作マンガは最新刊で6冊出版されています。今回は２０１１年に出版された単行本の１冊目のレビューです。
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登場人物（原作）
父親の海外赴任で両親不在。姉弟の２人で束の間の二人暮らしをしている。
白井ちはる（姉）…ベテランＯＬ。３０歳。女性に対して夢見がちな弟に対して女性の赤裸々トークで現実を教える。
白井順平（弟）…姉と同居している。新米サラリーマン。女性に対して夢見がち。そんな所を姉に一刀両断される。
場面は二人の住む家のリビングのソファーかテーブルの１シーンです。二人の会話劇といっていいかもしれません。
絵的には同じシチュエーションなのですが、語られる会話が毎回おもしろいんです。姉ちゃんであるちはるは達観しており、ものの見方や感じ方がおもしろいです
心に刺さったセリフ集
弟だからこそ言える歯に衣着せぬ赤裸々トーク！
ほんとにあるあるというか、女性同士でもなかなか言えないようなことをズバッと言語化してくれていてスカッとします！
いけ好かない女
会社にいけ好かない女がいる
聞いといたほうがいいよアンタ、引っ掛かりそうだし
聞きたくないという弟に向かって、いけ好かない女エピソードを聞かせるシーンです。『ぼくの姉ちゃん』の二人の関係性がここに集約されています（笑）
そして、実際このいけ好かない女エピソードがほんとにありそうで笑えます！
※ちなみに、いけ好かないとは、「非常に気に食わない」という意味です
フリーのイケメンは敷居が高いが…
彼女がいるなら浮気相手として入り込める可能性がある
さらに、一般人のイケメンは９割つまらないので、浮気でちょうどいいというちはる…恋愛上級者すぎる！！
ちはるがたいしてかわいくない女が職場のイケメンを落とそうとしていると憤慨しています。
そして、たいしてかわいくない女は自身の容姿を武器にしていると指摘します。他の女が油断している間にうまくイケメンの隣の席をキープして、連絡先の交換に持ち込んでいたのでした。
さらに、一般人のイケメンは９割つまらないので、浮気でちょうどいいというちはる…恋愛上級者すぎる！！
ゴミ捨て
人ってさ～
「捨てた」って確認できると安心するんだよ
「がんばりすぎる心」「バカにされた悔しさ」のように形のないものを手にとって捨てることが出来たらノーベル賞間違いなしというちはるでした。
恋愛だけでなく、こういった芯を食ったセリフがあるのも僕の姉ちゃんの魅力的なところです。
紙に捨てたいできごとを声に出しながら、クシャッと丸めてゴミ箱捨てるシーンがあるのですが、めちゃくちゃいいなと思いました！
私は考えすぎる癖があるので、実際に紙に書いてそれをクシャッと丸めて捨ててみようかなと本気で思いました！
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好きな男のプレゼント
好きな男のプレゼントで得なんかしたくないのよ
恋人にあげたことのあるプレゼントについて話している二人。順平が彼女にコートを贈ったがあると答えたところ、ちはるは大物のプレゼントは家電と同じだと言って、「うれしい」というよりは「得した」と感じると一蹴します。
そして、今まで男からもらってうれしかったプレゼントを聞かれたちはるは「第二ボタン」即答します。
年老いた後に思い出すのは、得したプレゼントではないんですね！
女性を知る教本としてもおすすめしたい
ananの人気連載とあって、続編が刊行されています！私は全て読んでいますが、よくこんなにネタを思いつくなぁ！と関心してしまいます。
女性同士で盛り上がるネタとしても面白いですし、もちろん一人でクスクスわらって読めます。さらには、ご自身がお姉さんで会った場合には、女性に関する１つの教本として弟さんに読ませるのもありかと思います(笑)
ナチュラルに家庭的を装って近づく女性もいる
女子は指毛にさえ気を配っている
身に着けているブラ１つとっても９８０円のものか、2万円のものかで男性は値踏みされてる
などなど、女性のあざとさだけでなくて、女性が指先にまで気を配って身なりを整えていることなど幅広く学べると思います。
＼今回ご紹介した本はこちら/
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益田ミリさんのマンガ紹介
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