シリーズ三作目もお姉ちゃんは止まらない!
今回も「たしかに!」となったセリフがたくさんありました。
ゆる~い時間にぴったりの肩肘張らずに読めるマンガです。恋愛真っ最中のあなたも、そうでないあなたも、きっと「あるある!」「わかるー!」と感じると思います。

どこから読んでも楽しいシリーズです。
登場人物(原作)
父親の海外赴任で両親不在。姉弟の2人で束の間の二人暮らしをしている。
白井ちはる(姉)…ベテランOL。30歳。女性に対して夢見がちな弟に対して女性の赤裸々トークで現実を教える。
白井順平(弟)…姉と同居している。新米サラリーマン。女性に対して夢見がち。そんな所を姉に一刀両断される。
心に残ったセリフ

使わない言葉
使う言葉だけじゃなく
使わない言葉にも
「その人」が出るんだぜ
益田ミリ『やっぱり、僕の姉ちゃん』
絶対にやらないことをひとつ決めるのならできるんじゃない?
たとえば「お世辞は言わない」とか?
長い時間かけて自分の売りにしていくわけさ
益田ミリ『やっぱり、僕の姉ちゃん』
この二つのセリフは異なるエピソードで出てきたものですが、益田ミリさんの美学を感じました。
その人の人となりというのは、その人が使う言葉や単語に表れます。
しかし、表面上取り繕ったりもするので発せられた言葉だけではその人の全てはわかりません。
その人の本当の姿というのは、”言わない”や”やらない”という見えづらい所に一番表れるのかもと思いました。そしてそれは、他人からはすぐにわからず、長い長い時間をかけてその人の生き方そのものになるのかもしれません。
別れのセリフ

優しすぎて、このままだとあたしがダメになっちゃいそうで
益田ミリ『やっぱり、僕の姉ちゃん』
振られたかも…と帰宅した順平。
ちはるは「もしあたしがアンタみたいなタイプの男とわかれたいときには…」と話し始めます。

この後もちはるの毒のあるセリフが続くのですが、どうやら心当たりのある順平…
容赦ないちはるでした。
私がこのシリーズを読みたくなる理由

「プライドだけでずるずる終らせなかった恋」
このマンガには自分の人生の中のピンポイントをグサッと射すようなセリフがいくつもでてくるからかもしれません。
『僕の姉ちゃん』は、いわゆる大きな起承転結のないお話です。見開きの2ページで完結します。多くは恋愛に関するものですが、人生訓のようなものも出てきます。
ゆるっとした絵で気を抜いて読み始めいたら、不意打ちで直球ボール投げられるのでより衝撃が強いのです。

笑いもあり、恋愛あるあるもあり、人生訓もあるなんてお得な一冊です
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