
こんにちは!
私は人生8割は何かに悩んでいるすみれです。
メンタルで休職⇒退職して今はまだ働けていません…。
専門家ではありませんが、悩んでいる当事者として
色んな本を読んだりして、自分なりに解決策を探しています。
同じ悩みを持つあなたのヒントになったら嬉しいです!
他人と比べて落ち込む自分を変えたい
人と比べるのは意味のないことだってわかってるんです!

先日YouTubeを見ていたら、とある動画がでてきました。
新R25 『気疲れは自己中な証拠』
思わず再生しました。
ある女性が加藤諦三さんに相談をしていました。その加藤さんの回答が自分の中で新しい発見があったので、自分が見返せるようにまとめてみます。
同じように、悩んでいる方にも刺さると思うので、ぜひ最後までお読みください♬

私は誰かと比較してしまう”比較グセ”があります。
メンタルを病んで退職し、現在専業主婦なのですが、
子育てしながら正職員として働く同期たちが
眩しくて仕方ありません。
彼らと自分を比べて、不甲斐なく感じて自分が無価値のように感じてしまうのです。
加藤諦三さんとはどんな方?
加藤諦三さんは、約500冊も本を出している方です。1972年からテレフォン人生相談でパーソナリティを務めて、1万件以上の相談に乗ってきたレジェンドです。
加藤 諦三(かとう たいぞう、1938年〈昭和13年〉1月26日 – )は、日本の社会学者、心理学者、評論家。早稲田大学名誉教授、早稲田大学エクステンションセンター講師、日本精神衛生学会顧問、ハーバード大学ライシャワー研究所アソシエイト。1972年からニッポン放送のラジオ番組『テレフォン人生相談』のパーソナリティを務める[1]。
Wikipedia

数多くの相談に乗ってきたからこそ、見えてくる景色がありそうです。
相談内容【他人の目を気にしすぎる】

どうでしょう…この記事を読んでいただいているあなたも思い当たりますか?
私は働いていた頃、職場の飲み会がとても苦手でした。飲み会ではそれなりに楽しめるのですが、散会して帰りの電車内から一人反省会が始まります。
「あの言葉、先輩に嫌な気持ちにさせたかな」
「話つなぐために自分のプライベートを無駄に晒してしまった…」などなど
そのうち、反省してしまう自分がイヤになって、飲み会へ行かなくなりました。
職場でも、上司の顔色を窺って、なかなか話しかけられなかったりしました。
ともすれば
「今日は機嫌悪そう…私なにかしたかな…」なんて自分のせいにしてしまう始末…。

そして、現在。
結婚して母となった今も、保護者としての人間関係で似たようなことに悩みこじらせております。
他人の目(評価)を必要以上に気にしてしまっていることが、自己肯定感を下げて自分を苦しめていると感じています。
どうにか、この負のループを抜け出したいので、加藤諦三さんの本を手掛かりにして考えてみたいと思います!
加藤さんの回答 幼少期の体験が関係している

それでは、お悩みに対する加藤さんの回答を見ていきましょう。

加藤さんは社会学者・心理学者なので、馴染みない言葉がでてきますが、自分なりに解釈したのでぜひ読んでみてください。
それでは、相談内容のおさらいです。
⇒加藤諦三さんは、上記のような人は、ナルシシストであると言いました。(※ナルシシストという単語は加藤諦三さんの著作の表記です。)
他人を気にしてしまうのは、「ナルシシズム(自己陶酔)が消えていないまま大人になった」
からだと指摘します。
動画だけでは、このナルシシズムの部分が理解ができませんでした。

自己陶酔?どゆこと?!
となりますよね…。
あとでしっかり説明します!
逆に、加藤さんの発言ですぐに腑に落ちたのは以下のことです。
加藤さん曰く、
青年期の最大の課題は、自分の興味関心を見つけること。
それができると
壮年期は他人を気にせず生きられる
と言います。

幼児期はナルシシスト
青年期は自分の興味関心を見つけること
それができると、他人軸ではなく自分軸で生きられるようになり、
壮年期には他人に振り回されず生きられる
ということのようです。
ナルシシストって、なんやねん!
という方、これから説明します!
加藤諦三 『やさしい人』を読んでみた
他人の評価を気にしてしまうのは、幼児期に何かありそうだ、というのはなんとなく分かった気がするのですが、幼児期のナルシシズムというあたりが分からなかったので本を読んでみました!
たまたま図書館で見つけたのがこちらの本です。
PHP研究所から出ているのですが、254ページもあってなんと定価500円です。お財布に優しい…。
色んなシーンや例えが出てくるタイプの進み方で、私はそれがすこし読みづらかったです…。そこで該当部分だけしっかり読みました!(加藤諦三さんごめんなさい)前段の流れ等で、私の理解が不十分かもしれませんが、書いてみます。
ナルシシストについて

ナルシシストとは大人になってもナルシシズムが解消されていない人である
加藤諦三『愛蔵版 やさしい人』
加藤さんは、「小さな頃は誰もがナルシシスト」であると言います。
小さな頃、子どもらしい自慢話に対して親から「すごいね」と感嘆されることで子供はうれしくなって、次第にナルシシズム(自己陶酔)が解消される

幼少期に親から感嘆されることで自尊心が満たされる
⇒ナルシシズムが解消され、ナルシシストを卒業する
逆に、親に十分に褒められなかった人は、欲求が満たされないのでナルシシストのまま大人になってしまうのですね。
そして、
ナルシシストのまま大人になった人=心理的成長に失敗した人
としています。そして、それが心の傷に繋がっているとも言います。
この考えが全てだとも思わないのですが、自分のことを考えると一理あるとも思いました。

親に責任転嫁している感もありますが、幼少期の体験はなんらかの影響を与える気もします
あなたは幼少期に「すごいね」と感嘆されて育ちましたか?

この文を読んでいるあなたは幼少期に褒められてきましたか?

私の母は、子どもをたくさん褒めるタイプではありませんでした。
以下、私の母について語っていますので、飛ばしてOKです。
私自身は褒められる経験は少ないものの愛されて育ったという自負はあります…。母が子供を手放しで褒めるような気質でなかったのは、母の生まれ育った環境にあるのかな、と気づきました。
私の母は熊本県の田舎の中学を卒業して地元を遠く離れて都会にでて、働きながら看護学校に通っていました。

母自身、4人兄弟の長女で、実家を出て働く必要があったのです。
そのまま就職・結婚をして今に至ります。実家は遠く、3人の育児をするのは大変だったのだろうと想像します。母自身の性格もサッパリとした性格でくよくよ悩まないタイプ。お世辞も言いません。
母に育てられたことが私の幼少期の人間形成に少なからず影響を与えていたと思いました。
ちなみに、父はひねくれている面があり若い頃、母に救ってもらったことがあると言っていました。「すごいね」と言うタイプではありません。

私は母と近くに住んでいるので、たくさん助けてもらっています。
自分とは真逆の性格の母が羨ましくもあり、尊敬もしています。
他人からの賞賛をもとめてしまう

心理的成長に失敗して大人になった人は、満たされていないから人からの賞賛を求めてしまいます。
しかし、大人になると賞賛されることはあまりないので、傷ついてしまう。

心の傷が深いほど、賞賛を激しく求めてしまうそうです。
他人から認められたい!という想いが強くなってしまうのですね。
心の傷を癒すためには

それでは、心の傷を癒すためにはどうすればいいのでしょうか。
本によれば、自分の過去を正しく評価することが大切になってきます。
自己陶酔(ナルシシスト)の人は、周囲の人に自分のすごさに対して賛同してほしいあまり、求めすぎて、それが得られない結果傷つくのです。

自分がナルシシストなのかな?と思いました。
例えば、夫の泥だらけのスニーカーを私が洗ってきれいにしたことを夫に褒めてほしくて、これみよがしにアピールしてウザがられたりします…。
褒めて!褒めて!
って感じですね…犬とかわらない…(反省)
不安の解消=自己実現

自己蔑視⇒賞賛を求めて本性に逆らう(やりたいことがわかっていないからやることに一貫性がない)⇒不安⇒さらに自己蔑視
不安を解消するためには、自分の本性を探すことが必要。
自分の本性を探すには、自分の内的資源を豊かにすること(自己実現)

急に自己蔑視という言葉が登場しました。
自分の本性に逆らって賞賛を求めて(他人に)気に入られようとすると
どうしても自分を軽蔑してしまう。
自分を軽蔑すると、傷つきやすくなったり、さまざまな病的な心理現象があらわれると加藤さんは言います。
う~ん、私も他人に気に入られようとして、八方美人ムーブしてしまうのは心当たりが…。
【見失った自分の本性を探す】という章では
”愛されないで成長した人”は賞賛を求める
という一文がでてきます。
幼児期に親から十分に褒められなかった人=愛されないで成長した人=ナルシシストな大人=賞賛を求める=自分の本性を見失っている
という理解でいいのかなと思います。

この本の考えが全てではない、というのは自分の頭の隅に置きながら読み進めます
本性に従って生きる

重苦しく黙っているあなたの性格は、作られた性格である。
もともとのあなたの性格ではない。
今までの環境が悪かった。
でも今までのことはそれでよい。
(中略)
自分の本性を探すことである。
それは他人にはできない。
自分でするしかない。
加藤諦三 『愛蔵版 やさしい人』

この考え方は、アドラー心理学でも出てきました!
他人軸ではなく、自分軸で生きること
世界観は、眼鏡のように取り外せること。
そして、自分が決めれば変われる。
どちらも、もともとのその人の性質ではなく、可変である、と言っています。(たぶん)
今からでも十分変わっていけることだから、とても救いのある言葉だと思いませんか…?
そして、自分の本性を探すために、小さなことでよいので喜びの体験をすることを勧めています。
簡単に書きましたが、本には理由も書いています。気になる方はぜひ読んでみてください。

ここで、ようやく冒頭の加藤さんの回答である【夢中になることを見つける】に繋がりました!!!
結論 夢中になれることを見つけて、自分らしく生きる


それでは、大まとめです!
他人の評価を気にしすぎる
⇒幼い頃に褒められる体験が乏しかったために、大人になってから(自分の本性に逆らって)他人の賞賛を求める生き方をしてしまっている。
⇒自分が求めるような賞賛が得られずに傷つく
⇒他人の賞賛を求めないためには、自分の本性で生きる必要がある。
⇒そのためには、自己実現が必要。
小さなことでよいので喜びの体験をすることで、自分の本性を取り戻す
【他人と比べてしまう】という悩みに対する加藤諦三さんのアドバイスを、加藤さんの本『愛蔵版 やさしい人』を自分なりに紐解きながら考えてきました。

自分の悩みについて、幼少期の体験が根底にあるのではないか?
という切り口で考えた事がありませんでした。
その考えが全てだとは思いませんが
とても興味深かったです。
自分に関係のあるところしか読んでいないので、今回のお話をもっと深く知りたい、という方はぜひ実際に読んでみていただきたいと思います。
本を読むことで、自分への染み込み具合が変わってくると感じています!
何しろ、加藤諦三さんの本は500冊以上あるので、どんな心理状態でもぴったりとくる本がありそうですね!
悩みすぎるあなたにおすすめの記事あります!何かヒントが見つかるかもしれません


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